フランシスコ・M・フレタは 有名なイグナシオ・フレタのお兄さんです。 イグナシオに楽器作りの手ほどきをしたバルセロナの楽器職人です。 その後イグナシオはギター製作に専念しますが、フランシスコはバイオリンやチェロなどの製作もしたため、現存するギターは数が少なく、このギターの保存状態も良好ですので当時のバルセロナのギター製作の歴史上大切なギターと言えます。
1964年バルセロナで製作されたこの楽器は表板に割れは無く、裏板にはヘアラインクラックが1ヶ所ありますが修復済みです。ニスもオリジナルのままのパーフェクトな状態です。マシンヘッドは少し渋いですがオリジナルのままです。
弦長は670㎜ですが ナット幅が50㎜で通常より狭いのであまり大きさは感じません。
音はチェロの響きを彷彿とさせます。 実際にコンサートで使用しましたが、音の到達性は抜群で存在感を発揮します。
Francisco M. Fleta (1964 バルセロナ): (完売しました)